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サルミアッキの専門店 - フィンランド大使館・東京 : 最新ニュース

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最近の出来事・お知らせ, 2014/03/06

サルミアッキの専門店

写真:Emilia Kangasluoma
サルミアッキの専門店サルミアッキ・キオスクを経営するエルッキ・コルホネン。塩味のリコリスは、フィンランドで幅広く愛され、外国人旅行者をも惹きつける
サルミアッキの専門店サルミアッキ・キオスクを経営するエルッキ・コルホネン。塩味のリコリスは、フィンランドで幅広く愛され、外国人旅行者をも惹きつける

ヘルシンキにあるサルミアッキの専門店では、91種類の塩味リコリス(甘草入りキャンディー)が売られている。フィンランド人にとって、サルミアッキは特別な嗜好品。病みつきになるかもしれないので要注意だ。

フィンランド名物のサルミアッキ。人によって好き嫌いがはっきりと分かれることで知られている。黒いリコリスに塩化アンモニウムを加えて作る。この塩化アンモニウム、洗浄液の成分とは勿論別のもの。だが、塩の一種であり、サルミアッキ特有の刺激の元となっている。

フィンランドをはじめとする北欧諸国やオランダで人気のサルミアッキだが、その他の地域の出身者が特に強烈なフィンランドのサルミアッキを食べるとカルチャーショックを受けるかもしれない。

ヴィンテージものを取り扱うヴィンテージのキオスク

写真:Emilia Kangasluoma
帽子のつばのような屋根のサルミアッキ・キオスク。古風な佇まいのキオスクには常に客がやってくる
帽子のつばのような屋根のサルミアッキ・キオスク。古風な佇まいのキオスクには常に客がやってくる

サルミアッキは、ドロップやひし形のキャンディー、粉末の甘味として親しまれてきたが、最近では、チョコレートやアイスクリーム、そればかりかバーベキューソースにまで添加されるようになった。それでも、伝統的なサルミアッキの人気は色褪せるどころか上昇している。ヘルシンキにできた「サルミアッキ・キオスク」は、黒いリコリスの不滅の人気をよく物語っている。

キオスクを経営するエルッキ・コルホネンは、他のキオスクとの差別化を図るために何かに特化したいと考えたという。すぐさま、サルミアッキのことが頭に浮かんだ。フィンランド中に愛好者がおり、フィンランド人ばかりか外国人観光客にも「フィンランド名物」というイメージが定着しているからだ。「ヘルシンキ観光の日程にサルミアッキ・キオスクを組み入れたいという電話の問い合わせをフィンランド北部から受けたこともあります」と、コルホネンは微笑む。

ヘルシンキの地元っ子もヴィンテージもののキオスクを維持するコルホネンに感謝の念を抱いている。コルホネンのキオスクは、突き出した屋根が野球帽を連想させる「リッパキオスク」と呼ばれ(「リッパ」とはフィンランド語で帽子の「つば」を意味する)、1900年代中頃に建てられたものだ。現在ヘルシンキに残っているリッパキオスクは、20にも満たない。

コルホネンは、全ての有名ブランドをはじめ、珍しいサルミアッキを取り揃えている。「他では入手できないものや最も強烈な風味のものを求める人が多い」とコルホネンはいう。

人気のお土産品と特別な調味料

写真:Emilia Kangasluoma
91種類のサルミアッキの中から、見逃せない31種類が選ばれて、秤売りされる・・・
91種類のサルミアッキの中から、見逃せない31種類が選ばれて、秤売りされる・・・

外国へのお土産としての需要が高いとコルホネンが説明している最中にも、女性客がやってきて、イタリアにいる親戚に持っていくのだとサルミアッキを買っていった。外国に住むフィンランド人の多くにとって、サルミアッキは懐かしい存在なのだ。幸運なことに、最近ではオンラインショップも増えた。だが、コルホネンのキオスクに勝る品揃えの店は他にはない。

コルホネンによると、外国人旅行者の多くは、フィンランド人の友人に連れられてやってくるという。並べられているサルミアッキの種類に驚くことがよくあるそうだ。
「ほとんどの場合、『サルミアッキ』という単語は聞いたことがあるけれど、食べたことがないのです。『おもしろい味』というのが典型的な感想のようです。」
コルホネンのビジネスパートナーであるペーテ・ネウヴォネンは、20名程の中国人団体観光客がサルミアッキを購入したときのことを教えてくれた。テーブルについてサルミアッキを口にしたとたん、団体の半分はペッと吐き出したが、残りの半分はすぐに、サルミアッキを気に入ったという。コルホネンは、フィンランド人はよく、何も疑わない外国の友人にサルミアッキを食べさせては、反応を見るのだという。

ネルヴォネン自身はサルミアッキをそのまま食べるのが好きだが、いろいろな食べ方を知っている。「エスプレッソコーヒーやヨーグルト、焼き菓子に粉のサルミアッキをかけたりする人もいるし、サルミアッキとイチゴのジャムを作った人のことも聞いたことがあります。」
どのように使われようとも、好かれても、嫌われても、サルミアッキは忘れられない味である。 

*現地の情報によると、キオスキは昨年9月末で営業を終了しており、夏には再開されるかもしれないとのこと。

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更新 2014/03/07


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