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家族に優しいフィンランド - フィンランド大使館・東京 : 最新ニュース

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最近の出来事・お知らせ, 2014/08/22

家族に優しいフィンランド

By Salla Korpela, 2010年9月更新

Photo: Elina Bicsak
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カティとクラウス・トゥーララ、フレヤ6歳とイーリス4歳

税負担の重いフィンランド。だが、フィンランド国民は、十分な見返りを受けている。とりわけ子育て支援は充実しており、さまざまなサポート体制や給付がある。
ヘルシンキ中心部に暮らすトゥーララ家を例にあげよう。夫クラウス(61歳)と妻カティ(36歳)、長女フレヤ(6歳)と次女イーリス(4歳)の4人家族で、世帯収入はフィンランドの平均レベルにある。

現在、カティはフルタイムで仕事をし、クラウスは定年退職後、ヘルシンキ大学で再び勉学に勤しむことにした。娘二人は市の家庭的保育に通っており、フレヤは就学前のプレスクールにも通っている。

待望の日

フレヤが生まれた6年前にさかのぼってみよう。フィンランドでは妊娠の予兆がある女性は誰もがまず、ネウボラと呼ばれる地元の出産支援クリニックを訪れる。カティも例外ではなかった。クリニックで、カティ専任となる助産師を紹介され、その後、月に少なくとも1回、助産師が所属するクリニックで健診を受けた。

カティは出産する病院を予約するにあたり、ヘルシンキ・ウーシマー病院地区にある3つの病院から選ぶことが可能だった。結局、自然かつ積極的なお産を望む女性向けの「コウノトリの巣」と呼ばれる病院に決めた。カティとクラウスは、病院の下見をしたり、助産師と出産時の流れについて話しあったり、両親学級を受講したりした。

Photo Elina Bicsak
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冬の朝。外出には準備万端で。

夫クラウスは出産に立ち会い、家族全員が病院の個室で共に一晩を過ごした。担当の助産師は、フレヤの誕生後数週間、トゥーララ家に何度も足を運び、新生児の様子を診たり、扱い方を両親に助言したりした。家にはフレヤの必要なものは、すべて整っていた。クラウスやカティが購入したものもあったが、国から支給された育児パッケージの中身も充実していた。

カティは、出産予定日5週間前から母親休業をとった。当時現役で働いていたクラウスは、フレヤの誕生後、3週間の父親休業をとった。フレヤが生まれて約4ヶ月後、カティは母親休業に続けて、親休業を数ヶ月とることにした。また、親休業の終了後は継続して育児休業をとった。社会保険庁(KELA)による給付金のおかげで、さまざまな休業を取得しても一家の収入は保障されていた。
フレヤの誕生後、国からはクラウスやカティの銀行口座に直接、児童手当が振り込まれている。フィンランドでは子どもが17歳に達するまで児童手当の支給がある。

職場復帰

カティはフレヤが生後16ヶ月に達したとき仕事を再開した。トゥーララ家は、フレヤのために自治体が運営するファミリーデイケア(家庭的保育)の利用を申し込み、近所に住むリーッタという親身な女性にフレヤを託児した。

フレヤが2歳4ヶ月のとき、次女のイーリスが生まれた。出産その他に関するさまざまな手当や給付は長女のときと同様だったが、カティとクラウスは、育児パッケージの代わりに、現金の支給を受けることにした。イーリスもフレヤと同様、リーッタのところで家庭的保育を受けることになった。フレヤは来年の秋から小学校に入学するため、午前中は近くのプレスクールに通い、午後はリーッタのところで過ごしている。

Photo Elina Bicsák
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行ってきまーす!

もし、娘の具合が悪くなったら、その子は託児施設を利用できず、親が自宅でその子の世話をしなければならない。そのような場合にそなえてフィンランドでは、親が仕事を休んで自宅で子どもの世話をする権利が法律で守られている。
幸運なことに、フレヤもイーリスも健康だ。二人は今まで地元の子どもネウボラ(子育て支援クリニック)で健診を受けてきた。仮に病気になり、医師による診療が必要になったら、地元の健康センターに付随する救急クリニックかヘルシンキ市の子ども救急クリニックで診てもらうことができる。専門医による診療が必要な場合は、ヘルシンキ・ウーシマー病院地区の小児医療病院に紹介してもらうことが可能だ。子育て支援クリニックから小児医療病院まで、歯科も含め、子どもへの医療サービスは無償で提供されている。

マイホーム

トゥーララ一家の住む家は快適だが、手狭いことは否めない。フィンランド、特にヘルシンキでは生活費が比較的高く、子どもをもつフィンランド人の多くが同様の課題を抱えている。政府は、緩和策としてマイホームのローンを税額控除の対象としている。
子育て世帯は家事に追われる。トゥーララ一家はリーナという家政婦に2週間に一度来てもらうことで、少し楽になった。税金の家事代行サービス利用控除は、嬉しい制度だ。数年前にキッチンを改造したが、その工賃も税額控除の対象となった。

娘たちが自由時間を過ごすのにもあまりお金はかからない。地元には充実した公営のジムや子ども図書館、公園や屋外リンクがある。

ここに挙げた実例は、フィンランドの子育て支援のごく一部。フィンランドの手厚い保障と政策が、フィンランドを長年、乳児死亡率が世界で最も低い国のひとつにし、かつ多くのEU加盟国と比較しても、母親の活発な社会参加が顕著な国としている。

関連リンク

FINFO- フィンランドの男女平等

pdfフィンランドの子育て支援

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更新 2014/08/27


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