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日本でネウボラ紹介本が登場、大使館で記者イベントを開催 - フィンランド大使館・東京 : 最新ニュース

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最近の出来事・お知らせ, 2015/12/10

日本でネウボラ紹介本が登場、大使館で記者イベントを開催­

吉備国際大学保健医療福祉学部の髙橋睦子教授による新刊『ネウボラ フィンランドの出産・子育て』(かもがわ出版)の出版および翌日開催のネウボラシンポジウムを記念して、12月3日にフィンランド大使館で記者発表会が開かれた。

Mutsuko Takahashi
吉備国際大学 髙橋睦子教授

フィンランド語でアドバイスの場所を意味する「ネウボラ」は、出産・子育て家族をサポートする自治体のサービスで、保健師が1人ひとりと健診で対話を重ね、母子と家族を支える。すでに戦前には法制化され、現在のネウボラ利用率はほぼ100%。妊娠期から就学前まで全ての家族を切れ目なく寄り添ってサポートすることで、リスクや問題の早期発見・予防と早期支援を可能としている。少子高齢化が進み、母子の悲しい事件が相次ぐ日本では、ネウボラが母子に安心感を与え、結果的には少子化対策の切り札となるのではないかと注目を集めている。

Neuvola kirja
『ネウボラ フィンランドの出産・子育て』(かもがわ出版)

記者発表会は、フィンランドのネウボラ専門家トゥオヴィ・ハクリネン(フィンランド国立保健福祉研究所THL)のビデオレターではじまり、続いて髙橋教授がネウボラについて簡単な講義を行った。教授はネウボラが対話と信頼関係を重視していることを強調し、最後に、児童精神科医のカイヤ・プーラ博士の言葉を引用してこう締めくくった。「乳幼児への手厚いケアを社会をあげて支援することは、節税のための一番生産的な方法です。健かな乳幼児ほど、心臓疾患や精神疾患のリスクが低く、健かな大人に成長する可能性が大きいのです」

その後、当大使館のマルクス・コッコ文化・報道担当参事官夫人のマリア・コッコが利用者の目線でネウボラについて語った。現在1歳になる息子の健診には必ず夫も同席していることや、就業時間に健診に行くことを職場が許可してくれていること、毎回45分の健診のうち30分が対話に費やされていること、ネウボラのおかげで不安なく自信をもって子育てができていることなど、より具体的なエピソードを披露し、多くの記者たちの高い関心を集めた。

Äitiyspakkaus
実体験を発表したマリア・コッコが育児パッケージを披露。大勢の記者がカメラを向けた。

髙橋教授の新刊『ネウボラ フィンランドの出産・子育て支援』は、母子保健・子育て支援・児童福祉などに携わる行政職員、専門職、民間グループ、すべての方に向けてフィンランドのネウボラをわかりやすく紹介している。現在、日本政府もネウボラに着目し妊娠・出産・子育ての包括的支援の拠点作りを推奨している。2015年度は各地の自治体およそ180ヶ所に広がる見込みだ。それを受け、翌日東京で開催されたネウボラシンポジウムには、全国から約200名の参加者が集まった。

Pressitilaisuus
記者イベントには大勢の報道陣が駆けつけた

Link

フィンランドの子育て支援
かもがわ出版 『ネウボラ フィンランドの出産・子育て支援』

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更新 2015/12/11


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