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フィンランド外務省

汚染のない食品 - フィンランド大使館・東京 : 最新ニュース

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最近の出来事・お知らせ, 2016/03/04

汚染のない食品

photo:Jukka Rapo
cooking

フィンランドの食品は群を抜いてクリーンだが、それは畑や農場で始まる。健康な土壌は過剰な化学物質を必要としない。また、食品生産チェーン全体で十分な全国的モニタリングと検査が行われ、衛生状態も適切に保たれている。 3月8日~11日に幕張で開催されたFOODEXには、フィンランド企業も参加し、ブースで「ナチュラルな美味しさ」をアピールした。

フィンランド食品安全局(Evira)のレーナ・ラサネン局長は次のように語る。「産業公害がなく、人口も少ないフィンランド農村部の清らかな自然環境からは、汚染のない食物が育ちます。ただ、それだけでは十分ではありません。清浄で安全な食品を確保するためには、組織的に取り組むことが必要です」

「フィンランドでは動物の病気が広がることはきわめて稀なため、家畜に薬品を使うことはほとんどありません。病気の原因や媒介となる可能性のあるものは、入念に監視されています。フィンランドはEU加盟にあたり、他の加盟国から輸入される牛肉、豚肉、鶏肉、卵の検査を行い、化学物質と衛生に関して我が国の基準を満たすよう求める権利を維持しました。フィンランドの安全基準値は、スウェーデンを除く他のEU諸国のどこよりも厳しく設定されています」

picking mashroom
フィンランドの森には少ない年でも国民一人当たり100kgの野生ベリーが実る

食品のクリーンさは飛躍的に高まっている。フィンランドには心配しなければならない植物の病気はほとんど存在しないため、農薬もほとんど使用されていない。ヨーロッパの他の国に比べると、フィンランドの食品に見られる農薬の残留はわずかだ。これはおそらく、フィンランドで有機野菜がなかなか普及しない理由のひとつだろう。フィンランドでは「普通の」食品でも十分にきれいなため、中央ヨーロッパの多くの国ほど有機栽培が盛んではないのだ。

ラサネン局長は、食品衛生検査制度は遠隔地を含めてフィンランド全土で実施されていることを強調する。Eviraが中央政府の組織として食品安全に責任を担う一方、地域の自治体も独自の責任分野を担っており、市町村には健康検査官がいる。さらに、この総合的なシステムは全国の獣医師ネットワークによって支えられている。

信頼される検査官

フィンランド市民は公的部門に高い信頼を寄せており、食品検査制度に対しても同様の信頼があるのだと、ラサネン局長は言う。「何らかの理由で製品が棚から除かれたとき、人々はたいてい、問題が解決されたのだと安心します。不正問題がまたひとつ明らかになった証しだと考えるのです」

フィンランドの食品検査はポジティブなアプローチが取られている。比較的最近導入されたOivaシステムでは、企業と消費者に直接サービスが提供される。Eviraの公認検査官が、事業が行われる場所ごとに食品衛生基準の監視を行います。その結果は公的なものとしてインターネット上で公開されるほか、それぞれの店舗の入り口に貼るステッカーに表示されのだ。

このステッカーの顔マークが「満面の笑み」であれば、消費者は何も問題がないのだと安心できる。Oivaの検査は食品衛生に特化したものであり、ステッカーは、食品の味や店舗のサービスなどを評価するものではない。食品が適切に扱われ、清潔で、食用に適しているということのみを示すものである。他の国でも同様のシステムが用いられているが、フィンランドには他の国にないものがある。衛生状態の認定証、一般に「衛生合格証」と呼ばれるものだ。

包装されていない食品を扱う者は必ず、食品の取り扱い方の基本を理解していることを示す公的試験に合格し、認定証を取得しなければならない。アシスタントとして短期雇用される者にはその必要ないが、認定証なしに3カ月以上働くことはできない。認定証の取得を希望する者が誰でも学べるように、講座が設けられている。試験問題と模範解答はEviraが作成する。高い衛生基準があることを証明する認定証を発行できるのは、Eviraの試験官だけだ。

新鮮な森の食物

sieni
フィンランドの家庭は1年に1世帯あたり1キロ以上のキノコ類を摘む

フィンランドの食品の新鮮さと清らかさは行政や書類だけの話ではない。フィンランド人は自然に親しみを感じ、自然にアクセスできるさまざまな権利を積極的に利用している。フィンランドには、土地を誰が所有しているかにかかわりなく、森や湿地で野生のベリー類やキノコを摘むことができる「自然享受権」がある。もちろん、所有者の庭や庭園に進入することはできないし、採集できるのは野生のものに限られているが、それでも十分すぎるほどだ。フィンランドの森で採集する食物に汚染がないかどうかの心配は無用だ。多くのフィンランド人は社会的な地位にかかわらず、夏や秋にベリー類やキノコを摘む。森の恵みは現代のフィンランドの家族にも愛されているのだ。

フィンランドでは釣りや狩猟もよく行われている。簡単な釣り竿と釣り糸があれば、ほとんどどこでも釣りを楽しめるほか、その他のタイプの釣りの許可も簡単に得られる。ザリガニは地元の水辺で捕まえられる8月の珍味だ。狩猟は管理されていて、許可が必要だが、多くの人が許可を取得し、季節のジビエで食卓を飾る。

Foodex Japan

berries
フィンランドの卸売業者が野生のベリー類を摘んだ人から買い取る寮は、多いとしだと1人あたり3キロにのぼる

3月8日~11日に幕張で開催されるFoodex Japanにフィンランド企業も参加し、ブースで「ナチュラルな美味しさ」をアピールした。

参加フィンランド企業紹介パンフレット

Foodex

More Information

フィンランド食品安全局

フィンランド農林省

FINFO- フィンランド、クリーンな国を作る -今回の記事は、国の「クリーン」に焦点をあてた、フィンランド外務省が作成したフィンランド紹介冊子の一部です。冊子の全文をお読みになりたい方は、こちらのリンク先からご覧ください。

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更新 2016/03/14


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